プロテインをゼロから理解する:ダイエット&筋トレの超基本


今回のテーマ


今回はプロテインについてです。プロテインが何かいまだによくわかってない人も多く、ムキムキになりたい人専門のサプリメントというイメージは根強いですが、ダイエットにも有効なサプリメントなので、ダイエット&ボディメイクという観点からニュートラルにまとめてみます。

初心者用の記事にするため、微細な点には深入りせず、大枠の理解に重点を置きます。そのため、プロテインの種類はいくつかありますが、ホエイプロテインに限定します。

なお、ところどころ“筋肉の成長”という言葉が登場しますが、「私はムキムキになりたいわけではなくてダイエットしたいだけだから関係ない」と思った人は、下記関連記事を参照してください。大いに関係あります。


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たんぱく質とアミノ酸1


まず、たんぱく質とは何かから始めます。多くの人がここを理解していないから、様々な誤解が生まれていると思います。

まず、どこでも良いから体のどこかを触ってください。では、質問。今あなたが触っている物質は科学的になんていうでしょうか。

正解はそう、たんぱく質です。皮膚も髪の毛も血管も内臓も筋肉も目玉もすべてたんぱく質です。そして、たんぱく質というのはアミノ酸が集まったものです。アミノ酸の組み合わせ次第で想像を絶する豊富な物質が作れるのです。これが分かりにくいというか、にわかに信じられないから、たんぱく質って何?となるのです。

人間の体のたんぱく質は20種類のアミノ酸からできています。アミノ酸という種類の物質が大量につながってできるのがたんぱく質です。どういうアミノ酸がどういう順番でつながるかによって、筋肉になったり髪の毛になったりするわけです。

このアミノ酸がつながる順番が書いてあるのがDNAです。

DNAを顕微鏡で拡大すると、「バリンーロイシンーロイシンーバリンーイソロイシンーフェニルアラニンーロイシン・・・・・」とひたすらアミノ酸の順番が書いてあります。

そして、その通りにアミノ酸がつながって、我々の髪の毛や筋肉になったりします。この、一つのたんぱく質を構成する一連のアミノ酸の順番情報を“遺伝子”といいます。

人間は皆、髪の毛の遺伝子はだいたい同じですが、少し違ったりします。その結果、金髪の人がいたり黒髪の人がいたりするわけです。

以上がアミノ酸とたんぱく質の関係でした。

たんぱく質とアミノ酸2


基礎は続きます。もっともかなり余談の色合いが強いですが。

突然ですが、人間という生物はどういう生物でしょうか。これはいろいろな言い方があると思いますが、ポアンカレのような数学者に言わせればドーナツ型の生物ということになります。

何が言いたいのかというと、口から肛門までは一つの長い空洞になっています。言葉の定義の問題にもよりますが、口から肛門までの中はある意味“体外”です。そういう意味では、人間はドーナツというか、チューブ状の生物に間違いありません。

そして、“体外”の物質が“体内”に入り込むには限られたルートしか用意されていません。その一つが腸です。そして、たんぱく質は腸を通過できません。必ず胃でアミノ酸に分解され、アミノ酸のみが“体内”に吸収されることになります。

そして、20種類のアミノ酸が体中をめぐりながら、特定の場所でDNAの中の特定の遺伝子に基づいて、順番につながり特定の組織になります。

ところで、もし髪の毛が薄い人が、増毛するために髪の毛を食べていたらあなたはどう思いますか。愚かだと思うでしょう。実際に愚かです。ただ、その理由をしっかり説明できますか?

それは、今説明した通り、“体外”の物質が“体内”に入り込むには特定のルートしかなく、たんぱく質はアミノ酸に分解されない限り体内には入れないからです。いくら髪の毛を食べたって、体に入るときにはバリンとかロイシンとかのアミノ酸になっているわけで、アミノ酸の粉末を飲んでいるのと変わりません。

結局、髪の毛が薄いのは、体中を循環しているアミノ酸から髪の毛を合成する指示機能に問題があるわけです。肉や魚を食べてもアミノ酸は十分に摂取できますから、原材料が足りていないわけではないのです。

プロテインを飲むとムキムキになると思っている人も同じです。いくら筋肉の材料があっても、材料から筋肉を作る指示が脳から出ていなければ筋肉はできません。その指示を脳から出すために筋トレをするのです。この話は下記関連記事も参考にしてください。


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以上少し話はそれましたが、アミノ酸とたんぱく質の関係の理解が深まれば幸いです。

たんぱく質補給の重要性


人間の体はたんぱく質でできている以上、その材料となるアミノ酸は必須です。むしろ、人間の体はアミノ酸でできているというほうが正確かもしれません。アミノ酸がなければ、筋肉が増えることがないどころか、新陳代謝も起こりません。新しい組織の材料がないからです。

したがって、ムキムキを目指している人だけでなく、ダイエットしている人もアミノ酸はしっかり摂取しなくてはいけません。

痩せたい人が食事制限するのは問題ありませんが、その結果、新陳代謝に必要なアミノ酸まで取らなくなると、髪や皮膚が荒れたりするだけでなく、代謝そのものが遅くなってダイエットが停滞してしまいます。

もっとも、自然界にアミノ酸がアミノ酸のままで存在していることはあまりありません。したがって、我々としては、たんぱく質を食べてアミノ酸を補うことになります。逆にいうとたんぱく質を食べれば、アミノ酸は補えることになります。

肉、大豆、牛乳等、自然界に豊富に存在するたんぱく質に対して、アミノ酸はそれを人工的に合成しない限り入手できませんから、アミノ酸サプリというのは高価なものが多いです(複雑なたんぱく質の精製と単純アミノ酸の合成のどちらが高コストかは微妙ですが)。

もっとも、たんぱく質を食べれば胃が勝手にアミノ酸に分解してくれるわけですから、アミノ酸サプリが必要な場合は限られています。具体的には消化時間を待っていられず、一分一秒でも早くアミノ酸を補給したいときになります。そうでなければたんぱく質で十分です。30分もあればアミノ酸になります。

要するに、必要なのはアミノ酸ですが、我々が口に入れるのは基本的にタンパク質なわけです。そういうわけで、厳密に言えば体を構成するものはアミノ酸であり、たんぱく質はアミノ酸の集合体に過ぎないのですが、アミノ酸ではなくたんぱく質が3大栄養素の一つとされています。

プロテインとは何か


たんぱく質を英語に訳すとプロテインといいます。したがって、プロテインといわれるサプリメントはたんぱく質です。別に薬でも何でもありません。ただのたんぱく質です。

でも具体的に何なのでしょうか。誰かの髪の毛でしょうか、何かの動物の皮膚でしょうか、筋肉でしょうか、クモの糸でしょうか、タコの吸盤でしょうか、コラーゲンでしょうか、インスリンでしょうか、ヘモグロビンでしょうか。つながるアミノ酸の順番が違うだけで、いずれもたんぱく質です。

正解は牛乳の一部を粉にしたものです(ホエイプロテインに限定しています)。子供が成長するためにはたんぱく質(アミノ酸)は必須ですから、牛乳にはたんぱく質が豊富に含まれています。

牛乳からチーズという脂肪の塊の製品を作るときは、不要なたんぱく質部分が大量に取り除かれます。これを加工して粉にしたものがプロテインです。

北海道にある、生キャラメルで有名な花畑牧場では、チーズを作るときに大量出る廃棄物の処理に困っていたのですが、その再利用方法を発見したことで落ち込んでいた経営を立て直したというのは有名な話なので知っている人はいるかもしれません。

具体的に何をしたかというと、チーズを作るときに出る大量の廃棄物(これがホエイプロテイン)の栄養価が高いことを発見して、これを豚に食べさせて(ホエー豚と呼ばれている)、おいしい豚肉の生産に成功したのです。

ちなみに、美味しい豚肉の開発に成功しただけです。「ホエイプロテインを豚に食べさせることにより、筋肉質のムキムキの豚になって脂肪分の少ない美味しい豚肉の生産に成功した」とは言ってません。

話はそれましたが、プロテインと聞くと筋肉増強剤のようなものをイメージする人がいますが大きな勘違いです。かなり自然食品です。

したがって、プロテインを飲んだって筋肉がつくわけでも何でもありません。無脂肪牛乳を飲んでいるとのそれほど変わりません。正確にいうと無水分・無脂肪・無炭水化物の牛乳だと思えばよいです。

また、子供に飲ませたところで副作用なんてものは何もありません。もちろん、通常の食事から十分なたんぱく質を摂取できているのであれば不要ですし、飲んでも体が必要としていない以上、体脂肪となって太るだけです。

なぜプロテインがあるか


以上みてきたように、人間の体に必須のたんぱく質、より厳密にはアミノ酸の補給を補うためにプロテインが存在します。

肉を食べればよいじゃないかという疑問もあるかと思うので、なぜプロテインというサプリメントが必要とされ多くの人が利用しているのか、主な二つの理由を紹介します。

1.たんぱく質はとりたいが脂肪はとりたくない。

これが一番大きな理由です。たんぱく質を補給するには肉を食べるのが一番ですが、肉を食べると脂肪が必然的についてきます。これが問題となります。

ダイエットにしろ、ムキムキを目指すにしろ、ボディメイクに食事管理は欠かせません。炭水化物、タンパク質、脂肪の摂取量をコントロールする必要があります。ここで、体作り一番重要なのはたんぱく質ですが、その反面一番調整が難しいのもたんぱく質です。

脂肪が足りないなんて言う人はそもそもいません。いかに減らすかだけが問題です。また、炭水化物が足りなければ、おにぎりを食べればよいのです。高炭水化物で低脂肪・低たんぱく質食品としては米がありますから基本的に困りません。

しかし、高たんぱく質で低脂肪・低炭水化物の自然食品というのは多くないので、たんぱく質量を調整するのは非常に難しいところがあります。たいていの場合、必要量のたんぱく質を取ることと脂肪の過剰摂取はセットになります。そこで、たんぱく質以外含まれていないプロテインによって、炭水化物と脂肪の取り過ぎを避けながらたんぱく質の必要量摂取を確保するのです。

したがって、食事から脂肪と炭水化物を取りすぎることなく必要なたんぱく質が取れるのであればプロテインはいらないことになります。

トップアスリートの奥様達が苦戦するのはこの点でしょう。プロテインに頼らずに、牛、豚、鶏、魚、大豆、卵等、いろいろな食物から必要量のたんぱく質を取るほうが良いですが、たんぱく質に比例して脂肪を増やすわけにはいきませんから、食事メニューには相当の工夫が要求されます。

2.手軽にたんぱく質を補給したい。

後半で少し詳細に説明しますが、ムキムキになりたい人にとっても、ダイエットしたい人にとっても、食事回数は多ければ多いほど良いです(その代り一回の量を少なくする)。しかし、一日5回も6回も食事するのは現実的ではありませんから、プロテインを使って食事の代わりにするのです。

高タンパク質で低脂肪・低炭水化物の食品としては、ノンオイルツナや鳥のささみなどがあり、別にプロテインなんていらないじゃないかと思うかもしれませんが、会社で午後3時におもむろに取り出してむしゃむしゃ食べ始めるのは気が引けますから、トイレとか給湯室でこそこそプロテインを飲むのです。

以上がプロテインというサプリメントが存在する理由です。

プロテインの種類


ここは語ろうと思えば長くなるところで、実際プロテインに詳しい人はここぞとばかりに専門的知識を突っ込んでくるところです。しかし、はっきり言ってどうでもよいところです(少し言い過ぎか)。

どんなたんぱく質を食べたところで、最終的には胃で分解されてアミノ酸になるのだから、なんでも同じくらいの理解で構いません。プロテインの種類に注目して、様々なプロテインを買い揃えた上で使い分けるくらいなら、食事を工夫してプロテインのいらない食生活を心がけるのが本筋です。

なので、ホエイプロテインに限定してさらに最低限の種類だけ説明します。

ホエイプロテインには大きくWPCとWPIの2種類があります。WPCはWhey Protein Concentrateの略で直訳するとホエイプロテイン濃縮物で、WPIはWhey Protein Isolateの略で直訳するとホエイプロテイン単離物です。

簡単に言うと原材料を濃縮しただけのものか、そこからさらに加工して純粋なたんぱく質だけにしたものかという違いです。当然、WPIのほうが純度が高く吸収が良い反面コストも高くなります。

どう選べばよいかというと、WPIが買えるならそれでいいと思います。サプリなんだから純粋で余計なものがないほうが良いというだけです。もし高いなと思ったらWPCしかありません。腸から体内に入るときはアミノ酸なのだからこの基準でよいです。

2つ揃えて使い分けとかもいろいろありますが、そんなことに気を使うのであれば、食事を直して、プロテインのいらない生活を心がけるべきです。ささみ、鶏胸肉、ツナ、豆腐など、高たんぱくの食材はいろいろあるし、何よりいろいろ食べるのが一番良いです。

なお、WPCからWPIになる過程で取り除かれるものに、乳糖があります。これが牛乳を飲んだ時にお腹がごろごろする原因物質なので、そういう人や腸内環境が気になる人はWPIにしたほうがよいです。これは重要な選択基準です。

結論としては、予算と乳糖の存在これだけが選択の決め手だと考えてよいと思います。あとは味くらいでしょうか。

プロテインの品質


プロテインは各社から様々なものが出されており、大手メーカーから怪しい個人事業者までその種類も豊富です。そういう状況では何が起きるのかというと、通販サイトのレビュー欄などで、このプロテインは効くとか効かないといった情報が出始めるのです。

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これは本当でしょうか。

もう一度、プロテインの製造過程(ホエイプロテインに限定)を考えてみてください。これは牛乳からチーズを作る過程でできる副産物です。

各サプリメーカーがこんな工場を持ってると思いますか?そもそも、牛乳からチーズの元となる脂肪分を取りだして、たんぱく質を取り除くなんていう作業は、サプリメーカーが進出できる分野でしょうか?しかも業務はかなり規模の効果が出てくる分野です。

結論から言うと、プロテイン自体を作っている会社なんて世界で数社しかありません(http://www.dnszone.jp/dns_tech/post_5.php参照)。アメリカあたりで巨大メーカーが東京ドーム何個分みたいな大工場を作ったら、日本の明治森永あたりでも対抗できる価格なんて実現できないはずです。ウィダー(森永)やSAVAS(明治)もアメリカあたりから輸入しているのではないかと思います(これは個人的推測)。

何が言いたいかというと、プロテイン製品に入っているプロテイン自体に差なんてないということです。どのブランドも似たような会社から原粉を輸入して、自社ではせいぜいフレーバーを混ぜてココア味とかにしているだけでしょう。

このプロテインが効くとか効かないとか議論しているのは勘違いでしかないということです。味が違うだけ。

プロテインの選び方


1.たんぱく質含有量

プロテインを買うときにはその成分表を見て、たんぱく質の含有量を調べる必要があります。なんとかプロテイン1kgと書いてあっても、そのうち何グラムがたんぱく質なのかが重要です。

日本製プロテイン製品の中には、1食あたり20gなどと書いてあるものがあります。アマゾンなんかでは1食あたりいくらといった情報があるため、それでコスト比較をしてしまいがちですが、それはいけません。

製品20gでもそのうちたんぱく質が10gはいっているのか15g入っているのかで大きく違います。必要なのはたんぱく質ですから、製品のグラム数ではなくて、含有たんぱく質のグラム数、つまりたんぱく質1グラムあたりいくらかで比較する必要があります。

日本の大手メーカーにはウェイトアップ・ウェイトダウンや競技別シリーズがあります。それらの製品は“目的”という大義名分によってたんぱく質含有量から目をそらさせようとする商品なので注意が必要です。サプリメントの必要摂取量は個人の必要栄養量マイナス食事からの摂取量で決まるのであって、体重の増減や競技なんて関係ありません。

なお、ホエイプロテインは牛乳を凝縮して作るわけですから、どうしたって、炭水化物や脂肪が多少は含まれてしまいます。それらを取り除こうとすればするほど追加の工程が必要であり、その分コストが高いことになります。

プロテインを、”たんぱく質摂取を調整するサプリメント”と考えれば、たんぱく質以外のものが含まれていないものほど優れた商品ということになりますので、そのコスト増は当然とも思えるものです。

しかし、現実的には、自分がどこまで厳密な栄養管理をしているかによります。プロテインで20gのたんぱく質を補うときに、炭水化物が7g含まれるとして、それに困るのかどうか。その7gを3gにするため(16kcal減にするため)に追加でお金を払う必要があるのかどうか。それだけが問題で、基本的にほとんど気にする必要はないと思います。もちろん袋1kgあたりのたんぱく質含有量は低いはずなので、その分安くなっていなければいけません。

たしかに、たんぱく質含有割合が低いものは栄養調整のためのサプリメントとしては、“品質が低い”ということになるのでしょうが、手軽にたんぱく質が補えればそれでよいわけで、含有量が70%くらいまでなら許容範囲ではあると思います。もっとも、今は含有量80%位で安いものがたくさんあるので、あえて70%台のものを買う理由はない気もします。


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2.ビタミン・ミネラル

次にビタミン・ミネラル。これは気にする必要がないでしょう。ボディメイクをしているなら、マルチビタミン・ミネラルを飲むのは必須と言っても過言ではないです。そして、それらを飲んで、バランスの良い食事をしていれば、足りなくなるビタミン・ミネラルなどないはずです。

プロテインはたんぱく質を補給するものですから、プロテインでビタミンを補給する必要はないですし、それをプロテイン製品の選択基準にする必要もないと思います。

置き換えダイエットをしている人はビタミン・ミネラル入りのほうが良いと思ってしまうかもしれませんが、別に総合ビタミン剤を飲んだほうがよほど安いはずです。

プロテインはどれくらい飲めば良いのか


この質問の回答は簡単です。必要なだけ飲めば良いのです。

その必要な量を聞いているんだ!という怒りの声が聞こえてきそうですが、それがわからない人は何でプロテインを買ったのでしょうか。必要量を食事から補えないから買うのがサプリメントです。

「プロテインのような薬に頼るのはどうかと思う」という勘違い発言をする人もいまだに時々見かけますが、「プロテインはどのくらい飲めば良いのか」という質問をする人は、知識的にはその人たちと大して変わらないレベルにあると言って良いでしょう。

ボディメイクの基本は食事管理にあります。ダイエットするにしろ、ムキムキを目指すにしろ、炭水化物、タンパク質、脂肪の摂取量を決定する必要があります。そして、それを一日の食事回数で割って、一回当たりの必要量を出します。

それを、食事で補えればプロテインを飲む必要はありませんし、補えなければ、その分だけ飲めば良いのです。食事で補えないからサプリを買うのです。

一回の目標摂取量が20gだとして、食事で20g摂取できればプロテインなんていりません。しかし、10gしか摂取できなかったらプロテインで10g、忙しくて食事ができなかったらプロテインで20g摂取するのが、何も摂取しないよりもましだというだけです。

食事からとるほうが健康的であるなんていうのは当然です。

一応の目安をあげておくと、筋トレしているのであれば最低でも一日に体重(kg)の2倍(g)はたんぱく質を摂取する必要があります。ダイエッターでもムキムキを目指している人でも変わりません。


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そんなに飲んだら、ムキムキになってしまうのではという声が聞こえそうですが、たんぱく質を体重の2倍取ろうが3倍取ろうが、ダイエット中である以上、摂取カロリーは消費カロリーを下回っているはずなので、体は小さくなるはずで、ムキムキになることはありません。

また、ムキムキになりたい人にとっては、体重の何倍とかよりも、トータルカロリーの30%から40%取るほうが重要です。やせ形の60kgのハードゲイナーで一日3000kcalを取るけど、たんぱく質は120g(480kcal)しかとらないのであれば明らかにバランスがおかしいです(少なすぎる)。

なお、たんぱく質の取り過ぎやプロテインの副作用(?)が心配の人は下記の記事をどうぞ。
http://www.mainichi-daizu.com/room3/vol12/

プロテインはいつ飲めば良いのか


これも栄養摂取の基本がわかっていれば簡単です。

筋トレをしていれば、筋肉は成長しようとして栄養吸収が活発化しています。しかし、大量に食べたとしても体が一度に吸収できる量には限度がありますから残りは脂肪になるだけです。その一方で筋トレ後筋肉は48時間から72時間の間(ここはツッコミなしでお願いします)継続して回復成長プロセスにあるわけです。

したがって、ムキムキになりたい人にしろ、ダイエットしている人にしろ、脂肪はいらないわけですから、大事なことは、こまめに補給し続けることです。できる限り食べたものが筋肉になって脂肪にはならない状況を作り出すのが大事です。

また、お腹がすいたと思っている時間帯は栄養不足なわけですから、筋トレをしたのに、筋肉に栄養が足りておらず、体が筋肉を増やそうとしているのに、その材料がない時間帯だと思ってください。体を大きくしたい人はお腹がすく前に食べるというのが大原則です。

つまり、ボディメイクにおける食事管理の基本はスモールミールです。1日できれば6回とか7回の食事をとるのが良いです。2,3時間おきにたんぱく質を補給するのが基本です。

そう考えると、栄養補給が長期間停止する就寝直前にたんぱく質を摂取するのは合理的です。また、同じ理由で栄養が枯渇している起床直後にもたんぱく質を摂取する野も合理的です。

また、トレーニング直後も栄養が枯渇しており、筋肉の回復がまさに始まるタイミングですから、そこでたんぱく質を補うのも合理的です。

さらに、通常昼食と夕食の間は時間が空きすぎていますから、その間にもたんぱく質を摂取する必要があります。

プロテインの摂取タイミングの話になると、すぐに成長ホルモンの話を持ってくる人がいますが、回復成長モードにある体への継続的なたんぱく質補給が一番大事です。成長ホルモン云々は二の次です。

そして、問題は上のすべてにおいてしっかりとした食事をとれるかという点です。寝る直前に夕飯とは別に1食、午後3時ごろ会社を抜け出して一食、食べられるのかという問題です。それができるのであれば、プロテインなんて必要ありません。それができないのであれば、プロテインを飲んで必要量のたんぱく質を補うほうが、取らないよりましだということです。

なお、スモールミールの必要性はよく理解する必要があります。時々、3食しっかり食べれば、プロテインを飲まなくても必要なたんぱく質を摂取することができるという人がいますが、問題外の意見です。

必要量のたんぱく質を1食で食べたらどうなるでしょうか。それでもいいのでしょうか?いいわけありません。大量のたんぱく質を一度の吸収なんてできないからです。余った分は脂肪になって終わりです。1日の必要摂取量だけ決めてしまえばあとはそれをどう取ろうが関係ないわけではありません。

筋トレ後はずっと筋肉の回復成長期間にあるわけですから、その間継続的にたんぱく質を供給するのが一番重要なのであって、少しずつ摂取するのがベストなのです。残念ながら3回はベストではありません。それ以上に増やせるのであればその方がよいに決まっています。

また、ダイエットしている人にとっても重要で、継続的な栄養補給こそが代謝を活性化させるカギとなります。どんなに筋トレしても、お腹がすいたと思っている時間があるのであれば、その時間は代謝に必要な栄養が足りていないのですから、代謝の活性化なんて起きていません。つまり脂肪燃焼は停滞します。


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海外製プロテインの輸入について


円安の今、価格は海外からプロテインを買う理由にならないと思います。確かに値段だけ見れば安いのですが、日米間の送料がものすごく高いので、最終的に同じくらいの価格になってしまいます。

もっとも、商品が豊富なので、味もたくさんあるので、どうせ同じくらいの値段であるなら、いろいろ試してみたい人には面白いはずです。

あと、味の違い。アメリカ製のプロテインは甘いです。日本製の薄いチョコ味よりは、甘ったるくてもいいからチョコっぽいほうが良いという人はアメリカ製のほうが好みだと思います。もっとも日本製の薄いココア味とアメリカ製のケミカル全開のチョコレート味のどちらが良いかという問題です。ちょうどいいものはないのであきらめましょう。

また、大きなプロテインに合わせて、フィッシュオイルやマルチビタミンなどのかさが大きくないサプリを一緒に買うのであれば、送料があまり追加にならないので圧倒的に安いです。サプリが好きでまとめ買いをするのであれば量にもよりますが輸入のほうが断然安いです。

もっとも、海外製は禁止物質が入っている可能性があって怖いという人は買わないほうが良いでょう。プロテインなんてアメリカでは中学生くらいからみんな飲んでいて、そこらへんのスーパーでも当たり前に売っているので、Optimumなどの有名ブランドのプロテインにドーピング物質が混ざっているなんて考えられないとは思います。危ないのは、ダイエットサプリとホルモンブースターだと思います。

もっとも、何の保証もできないのですべて自己責任でお願いします。

混合プロテイン


最後に混合プロテインについて。

混合プロテインはタイムリリース型プロテインとも言われ、今アメリカでは大流行りのプロテインで、各サプリメーカーのプロテインに関する主力製品とすべてこれといっても良いでしょう。

これは日本ではHALEOのBLUE DRAGON ALPHAくらいしかないと思います。ライザップが売っているお高いプロテイン(750g 28,000円たんぱく質含有量40%!! まあ、それだけ筋トレを普及する余地がこの国にはあるということでしょうか)もこのタイプでしょうか。

何が特徴かというと、ホエイプロテインをはじめとしたいろいろなプロテインが混ざっています。そして、各プロテインごとに消化分解されて吸収されるスピードが違うから、トータルベースでは体に長い時間かけてアミノ酸が供給されることになり、筋肉の成長にとっては理想的ということになります。

これは理屈的にはその通りなので、お金に余裕のある人は買ってみても良いと思います。ただ、そのおかげでベンチプレスが10kg伸びましたなんていう目に見える効果はないと思います。

なお、このタイプでおすすめはPro JYMです。Bodybuilding.comでしか買えないですが、Egg Proteinを配合しているあたりには確かにこだわりを感じます。その分ライバル製品よりは高くて、1.8kgで6500円くらいです(送料別)。

プライベート空間でダイエット&ボディメイク
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